・pHの土壌改良に関して

果樹は野菜等に比べ中々土壌改良が難しいです
土づくりで特に大事なのは排水性とpHです
我々土壌分析を行う際、土のpHは優先的に確認を行います

多くの作物はpH6~6.5の微酸性域で生育が良いですがユズも微酸性域を好みます
pH矯正の目的として、
窒素の同化作用(窒素がアンモニア態窒素→硝酸態窒素に微生物によって分解されていき植物に吸収)
またpHが高いと要素欠乏が発生しやすくなったりするのを防ぐ等の理由でpH矯正を行っています
雨が降ると酸性雨の影響や石灰分が流亡等でpHが下がり、
肥料をやり続けていると酸が残り自ずとpHは酸性に傾いてしまいます
それで苦土石灰や石灰資材を施用されるかと思いますが
苦土石灰でも表層にまくだけで表層だけしかpHの矯正が行われません

そこでヒューライムという苦土石灰+腐食酸を組み合わせた資材がおすすめになります
商品の特徴としては苦土石灰と水溶性腐食酸混合した粒状の有機苦土石灰です
この商品はフミン酸の効果で苦土、石灰が水に溶けやすく下層への浸透が良く
施用後耕うんしない園は浸透性の良いヒューライムの施用が効果的です
石灰の3倍浸透性があり堆肥に比べフミン酸が50倍なので
ヒューライム100kg(5袋)で堆肥500kg分、石灰100kg分に相当します
pH矯正と石灰、腐食酸補給のため100kg~200kg/10a施用して下さい

詳しくは取扱店や農協にお問い合わせ下さい
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