・窒素過多の樹に対して

夏場の暑い時期、肥料が良く効いて
特に窒素が効き過ぎている樹姿を見かけます
暖かい、雨で肥料が溶けて等の要因も考えられますが
窒素と加里のNK化成などの窒素肥料のやり過ぎも起因していると思われます
窒素過多
スダチや柚子など柑橘は野菜と違い土壌改良が簡単でない為
葉や樹を見て生育状況を把握していく事が大切になってきます

今回は窒素過多のカンキツの葉における特徴をご説明します
① 葉色が濃くなる(イメージはどす黒い感じ)
② 葉の大きさが大きくなる(横より縦に長い葉になる)
③ 葉が波を打ったり、凸凹にうねったり、また葉が立たずに内側にベロンと垂れる(上記画像参照)

上記サインが葉に診られる場合、窒素過多の可能性が考えられます
作物にとって窒素は重要である一方、過剰になると落果したり果実の貯蔵性がおちたり弊害もあります
対策としては窒素の施用量を減らす事、よく効くリン酸を施用して体内窒素を薄めてやる事が重要になってきます

そこで今回御紹介したい肥料がマグホスという肥料です
この肥料は水溶性リン酸(水に溶ける)の形態で燐酸の肥効が優れ
熔成リン肥(通称ヨーリン)等のく溶性リン酸(根酸に溶ける)の肥料に比べ
速効性でリンサンを効かせる事が出来ます

かといって水溶性リン酸の燐安の様に溶解度が高いが土にも固定され易い形でなく
マグホスはリン酸と苦土と反応させている為、土壌に固定されにくくしっかりと作物に吸収させる事が出来ます
カリウムが入っていると地力窒素を引っ張ってくる為、窒素過多の樹に対してはオススメしませんがこのマグホスという肥料はカリも含まれていないので
窒素過多の樹にとっては安心してオススメしたい肥料と言えます

また微量要素も含まれており、良い果実を収穫するにあたり貢献する肥料です
窒素過多の果樹に対してマグホスを3袋/10a施用してみて下さい
詳しくは取扱店や農協にお問い合わせ下さい
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