・カミキリムシ類の防除

モモの木を食べて枯らす外来病害虫のクビアカツヤカミキリの被害が徳島県北部で広がっています
また全国各地ではさくらの被害が確認されており、将来日本の文化である「お花見」が危険にさらされる可能性があります

幼虫が木の内部を食い荒らし、果実が成長しにくくなったり落葉し最終的に枯死します
被害は成虫を発見するほか、幼虫が寄生した木の根元に木屑の様なフラスが大量に発生している事が目印となります
フラス
難防除害虫のカミキリムシ類は
幼虫はフェンプロパトリン、成虫は有機リン系の殺虫剤が有効で
今回はバイオリサ<カミキリ>スリムという微生物農薬をご紹介します

本剤は殺虫効果が極めて長く、設置後約30日間持続します
カミキリムシの成虫は、この剤に触れると有効成分である糸状菌(ボーベリア ブロンニアティ)に感染し約1~2週間で死亡します
設置方法はテープ状の本剤を木に架けるだけなので、設置作業が簡単です
※菌が付いている面(粉が付いている面)を表にしてカミキリムシが接触しそうな樹幹や枝の分岐部に巻き付けホッチキスで止めて下さい
またシートは自然分解性パルプ不織布を使用しているため、回収が不要です

今回はモモ、さくらでご紹介させて頂きましたが
適用作物は果樹類全般で
弊社のお客様でも柑橘に使用されて非常に効果あったとの事でした

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